スタッフブログ-3 卒業以来30年振りの工芸祭 部活に打ち込む生徒にほれぼれ♡
新型コロナ対策の一環として入場者数が制限される中、同窓会として取材をするため、2022工芸祭へ行って参りました。
私にとっては卒業以来30年振りとなる工芸祭でしたが、平成から令和に時代が変わっても、工芸高校最大のイベントである工芸祭を存分に楽しもうとする工芸生の姿は今も昔も変わらないと感じました。
私は主に部活動などの発表を中心に工芸祭を散策してきました。
凜として華麗な茶華道部のお茶会
入り口を入ったエントランスでは茶華道部によるお茶会の実演が行われており、和服姿の生徒さんたちが入場者を迎えてくれました。感染防止対策のため、お茶をいただくことはできませんでしたが、丁寧な所作でお点前を披露する姿は凜としていてとても美しかったです。
お点前の後にお道具も拝見させていただきながら、卒業生の中には漆器の作家や陶芸家、書道家もおりますから、同窓生が制作したお道具でお茶会を開くこともできるのではないかと思いましたが、ぜひ実現させてみたいものです。
音楽部のLIVE
5階の剣道トレーニング室では18グループによる演奏が順次行われていました。
このライブは、全日制と定時制の合同で運営されています。
会場の後方にはコントロールブースが設置され、本格的な音響や照明などが整った会場作りも部員たちが行っているとのこと。
バンドのパフォーマンスや楽曲のムードに合わせて演出された照明効果はとても素晴らしかったです。
主役は舞台の上だけにあらず。友達の晴れ姿を温かく見守る友人や家族の姿も印象的でした。
この空間全体が、とても素敵な表現活動の場となっていると感じました。
即完売!漫画研究部と文芸部の部誌
漫画研究部の部誌「どっこいしょ」は開場後まもなく、あっという間に売り切れてしまったそうです。
同窓生の中にも在校時、漫研に所属し「DOKKOISYO」や「RAMDAS」の制作に携わった方がいらっしゃると思いますが、今も同じタイトルで発行が続けられているということはご存じないのではないでしょうか。
文芸部員の短編小説が掲載されている「エリマキトカゲ」という冊子は、号数を「何匹目」とで数えるのが慣わしだとか。
もう20年近くも発行が続いているそうですから「エリマキトカゲ」はれっきとした伝統になっていると言ってもよさそうです。
一匹目にあたる創刊号の発行についてご存じの方は是非同窓会に情報をお寄せください。
工芸祭を見終えて
限られた滞在時間では全ての活動を見ることができませんでしたが、在校生の力作である課題の数々や個性あふれる課外活動の一旦に触れることができ、大きな刺激をうけました。
また同窓会としても、在校生やPTAとの関わりを様々な形で持つことができれば、相乗的に双方の活動の幅も広がるのではないかという可能性も感じました。
同窓生の間でも剣道部や柔道部の活動が続けられています。
趣味やスポーツを通して卒業後もずっと繋がりを保ち続けている先輩方のお話を、今後ぜひ伺ってみたいと思います。
杉原由美子(1992年D卒)