スタッフブログ-8 工芸祭の取材を振り返って

工芸同窓会のホームページがリニューアルされてから、広報委員会では情報発信に力をいれてきました。展示会の開催告知や同窓生の活動を紹介する取材やインタビューなどを行ってきましたが、昨年の取材で最も印象に残っているのは、やはり数年ぶりの通常開催となりました本校の工芸祭でした。今回は、広報委員会メンバーによる工芸祭の取材後記をお届けします。

森田華子(2004年・G卒)

数十年ぶりに訪れた工芸祭はクリエイティブで活気があり、刺激的で大盛況でした。
私は主に自身が卒業した定時制グラフィックアーツ科の展示を見ました。製本の授業では、ハードカバーの背表紙を糊付けし、糸で紙を縫い合わせ、製本したことを思い出しました。

自分が所属していた頃は「漫研」でしたが現在は「漫画部」。年に 3 回部誌を発行しています。一日目ですでに売り切れとなっていました。部員が小さい子のリクエストで『アンパンマン』のキャラクター、ナガネギマンを描いてくれていました。


一部エレベーターが不調で、来場者や生徒達は頑張って地下1階から6階までを登ったり下りたり。
それでも不思議と笑顔になっていて、楽しそうにしていました。それも工芸生の作品から醸し出される活き活きとしたエネルギーに影響されてでしょうか。


藤岡俊平(2014年・M卒)

毎年のようにお邪魔している工芸祭に理事として二日間取材させてもらいました。
去年はコロナ禍の影響で人数制限がありましたがようやくその制限が解除され、去年以上に活気に充ち溢れていました。毎年印象が異なるのは工芸祭のテーマが毎年変わり装飾が異なっているからで、楽しい気分にさせてくれます。今年は私の在学当時の工芸祭ポスターが貼られていたり、歴代の工芸祭のバッジの写真を見つけられたりしたので例年以上に懐かしい気持ちになりました。

ちょうど私のような30歳目前の人たちは仕事が忙しくなったり結婚したり工芸への関心が薄れてしまったりでなかなか工芸祭には来られないのだろうなと想像できます。そのような中でも、一人だけ会えた後輩からは元気に挨拶してもらえたり、同じ同窓会理事の先輩方とお話ができたりしたことは嬉しかったです。

コロナ禍を乗り越えた工芸祭。自分も頑張らなきゃなと後輩に励ましてもらいました。
次は3月開催予定の卒展でお会いできればと思います。