D科OB.OG展⽰クローズアップ-1

母校1階で各科半年毎の持回りで開催されている「OB.OG展示」ですが、生徒以外の方がご覧になれる機会が少ないので、9月29日から展示されております「デザイン科OB.OG展示」の作者と作品を3回に分けてクローズアップしご紹介いたします。





松原伸生 (1984年D科卒)

長板中形 重要無形文化財保持者
作品名  長板中形着尺「菱文」(ながいたちゅうがたきじゃく ひしもん)
2023 年 10月18 日、国は型紙を用いた染色技法「長板中形」を重要無形文化財に指定し、松原さんがその技術保持者(人間国宝)として認定しました。
「長板中形」は江戸時代から続く型染技法で主に浴衣地を染めるものです。
松原さんは、2014 年「日本伝統工芸展」で高松宮記念賞受賞、
2021 年には紫綬褒章を受章しております。




水口 咲 (1993年D科卒)

塗師
作品名:「平椀 黒」、「楪子(ちゃつ)」
日本の食を大切に、普段に使うものこそ姿も美しくありたいと思います。
断面の製図を作成し、木地師さんに木地を挽いていただき、その木地に下地を施し、上塗りをしています。
刷毛で塗ったそのままが仕上がりとなる「塗立て」です。




生水 真人 (2003年D科卒)

サウンドデザイナー
作品名:230 Millionen + 1
環境問題をテーマにプロジェクションマッピングを用いてドイツで制作した作品です。
タイトルの2億3000万はドイツで捨てられる1年の新品の服の数。
プラス1はあなたが当事者になるという意味です。
コンセプトと音響を私が担当し、映像はI科卒の富吉剣人さんによる制作。