同窓生インタビュー-8 大岡愛海さん(2023年・I科卒)
映像作品『異質化する存在』
大岡愛海さん(現在、女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン表現学科 アートプロデュース表現領域 2年)へのインタビュー記事を八幡萌乃さんから頂きました。
八幡萌乃さんは2018年I科卒で2023年の「インテリア科OB・OG展示」に出展され、現在は女子美術大学 造形学科 デザインコースの助手をされています。
Q.工芸高校での担任の先生はどなたでしたか?
A.斎藤俊博先生です。
Q.現在頑張っている制作(課題制作でも自由制作でも可)について教えてください。
A.音楽やダンス、演劇、映像など、これまでに扱ったことのない様々な媒体を用いながら、作品を制作することに挑戦しています。初めて足を踏み入れるものばかりで、迷いや戸惑いもありますが、知らなかった世界のものを少し知れたときの楽しさや、それを自分の作品として形にすることができたときの喜びを大切にしながら、表現と向き合っています。
また、作品を制作する立場としてだけでなく、展覧会の企画・実施など、アーティストと人を繋ぐ立場として、マネジメントやプロデュースについても学んでいます。
映像作品『私を解剖する』
Q.工芸高校時代で経験・体験した物事の中で、いま生かされていると感じることを教えてください。
A.私にとって工芸高校での生活は、ものづくりの姿勢について学ぶ入り口でした。特に課題研究での家具制作は、最後まで諦めずに粘り強く作品と向き合うことを教えてもらった、大切な思い出です。表現媒体は全く違うものになりましたが、自分が伝えたいこと、形にしたいものを実現させるために、執念深く手を動かし続ける大切さを学んだ工芸高校での経験は、現在のものづくりに生かされていると思います。
映像作品『同化する私』
Q.工芸高校時代で経験・体験した物事の中で、いま生かされていると感じることを教えてくQ.大学卒業後の希望進路や、将来目指しているものがあれば教えてください。
A.将来はまだ模索中ですが、舞台や空間の演出に携わりたいという思いは、工芸生の頃から変わっていません。大学に入学して、音楽や踊ることに対する興味がより深まったので、残りの大学生活で、アートを人に届ける自分なりの方法を見つけていきたいです。
Q.工芸高校の作業着や道具など、当時使っていたものでまだ愛用中のものがあれば教えてください。
A.残念ながら着られる機会はあまりありませんが、赤い作業着は今でも大切に保管しています!
インタビュー:八幡萌乃(2018年I卒)