A科OB.OG展示クローズアップ-2
母校1階の「OB.OG展示」コーナーで始まりました「A科OB.OG展示」に出展しております作者と作品を3回に分けてクローズアップしご紹介いたします。
坂巻亨(1994年・A卒)
銀盆はプレス成形後、紋金をロー付けでリング状にして本体に錫付け。糸鋸で切り落としヤスリで整形、砥石で地金や作業中の傷を丁寧に研磨して傷を取り除き桐炭で砥石目を細部まで仕上げ、バフ研磨で鏡面へ。質の高い銀盆製作は、手仕上げによる平面研ぎや砥石・炭の扱いの熟練が不可欠。茶器などの物を乗せる銀盆でしたが近年は賞杯としても需要が増加。
岡田有未(2005年・A卒)
球体は、左官の技術を使った泥団子。その他は主に、木製(台座を含む)。彩色は、アクリル絵の具・水性漆・ネイル用品などを使用している。
汲田日向子(2016年・A卒)
作品名 引き出しの方が「A blank day」楕円の箱の方が「長閑」
キルンキャストという技法で制作しています。耐火石膏で型を取り、ガラスの粒を詰めて電気窯で焼成し、取り出したものを平盤などで研磨して完成させます。記憶や感情、日々考えていることをコンセプトに制作しています。
武内遥也(2020年・A卒)
2024年武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業。 2023年に漫画家ユニット「六畳半」として「ビッグコミック」&ビッグコミックオリジナル第9回合同新作賞」入選「ビッグ編集長賞」を同時受賞。